結婚ってなんだろう

※ドラマ「カルテット」の話をします。ネタバレの配慮は特にありません。


放映中のドラマ「大豆田とわ子と元3人の夫」を見ながら、そういえば数年前に話題になったドラマと脚本家も演者も同じなのかと知り、ドラマ「カルテット」を初めて見ました。


泣きました。

最初、これ私には合わないかもしれない(けど高橋一生は格好いいな…)と思いながら見てました。

衝撃の6話。松たか子さん演じる巻真紀さんと宮藤官九郎さん演じる夫さん、ふたりから見た2年間の結婚生活について。


結婚して家族になりたかった真紀さんと、いつまでも恋人でいたかった夫さん。

お互いが大切で、相手のためにがんばる真紀さんと、自分が少し我慢して成り立たせてしまう夫さん。

自分にはない感性を持つ夫さんを面白いと思う真紀さんと、自分が好きなものを同じように真紀さんにも面白いと思って欲しかった夫さん。

気づけばもう正反対の場所まで進んでしまって、戻るには2年の月日は長くて、それでも相手を責めるには愛していて。


からあげにレモンをかけるかかけないか。

大切な人のそんな些細なことすら知らずに生きていたと知ったとき、どれほど悲しいんだろう。


私は結婚をしたことはありませんし予定もないです。

親族でしか夫婦という存在が身近にいません。

だから正直、想像しかできない。


でもやっぱり「からあげにレモンをかけるのが嫌なんだ」と言えない人とも、言ってもらえない人とも一緒には過ごすのは、すこしかなしい。